【神戸市灘区】基礎クラックをハイブリッド工法で補強｜構造劣化を根本改善した施工事例

いつも当店の施工事例をご覧いただきありがとうございます。
今回は【神戸市灘区】のお客様より「基礎クラック」とのご相談をいただき、現地調査〜施工を行いました。

◆担当スタッフ：田中 一成（資格：メンテナンス診断士）

今回、神戸市灘区のお客様より「住宅基礎のひび割れが気になって…」とのご相談をいただき、現地調査から補強工事まで担当させていただきました。
担当は 田中 一成（たなか かずなり） です。

基礎のクラックは一見すると小さなすき間に見えますが、そのまま放置すると雨水が浸入し、内部の鉄筋を錆びさせたり、構造的な強度低下につながるケースもあります。

地域	神戸市灘区
築年数	32年
工事内容	基礎補強工事
工期	1日
費用

施工前（Before）

神戸市灘区のお客様より「基礎のひび割れがだんだん広がってきた気がする…」とのご相談をいただき、まずは現地調査に伺いました。
基礎表面を確認したところ、表層の細いヘアークラックだけでなく、内部まで到達する構造クラックが数ヶ所で見られました。

構造クラックは雨水が浸入しやすく、時間の経過とともに鉄筋腐食・基礎強度の低下につながる恐れがあります。
実際に、クラック部分には微細な段差が確認でき、放置すると劣化がさらに進行する可能性がありました。

施工中（工事の様子）

まずは、補強箇所のクラック幅・深さを再確認し、内部まで確実に樹脂が入るよう下地処理を行いました。
表面の汚れや脆弱部をしっかり除去することで、後の樹脂注入や繊維シートの密着性が大きく変わります。

続いて、クラック部分へ専用の注入口を取り付け、エポキシ樹脂を注入して内部から強度を回復させます。
樹脂が行き渡るよう、施工時にはゆっくり時間をかけて圧力管理をしながら充填していきます。

樹脂硬化後は、補強範囲を丁寧に整え、外側にはアラミド繊維シートを貼り付けて巻き立てます。
これにより、ひび割れの補修だけでなく、外部からの引張強度・せん断力に対してもしっかり対抗できる状態となります。

施工後（After）

ラミド繊維による補強まで完了後、表面の仕上げ処理を行い、基礎全体の見た目も綺麗に整いました。
補修前に見られていたクラック部分はしっかりと補強され、外観からも不安材料が無くなった状態です。

今回採用したハイブリッド補強工法は、内部の樹脂注入による強度回復に加え、外側からの繊維補強によって耐久性を向上させる工法です。
再発防止にも効果が高く、「補修」と「補強」を同時に行えるため、将来的な安心にもつながります。

施工完了後、お客様からは

「見た目もスッキリして安心しました。
早めに相談してよかったです。」

と大変ご安心いただけました。

今後も定期点検などで状態を確認しながら、長く安心して暮らしていただけるようサポートさせていただきます。

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