尼崎市田能で基礎の破損でのアラミド繊維補強のメリットとは?
こんにちは!街の基礎やさん尼崎店です!
今回尼崎市田能で基礎のひび割れでアラミド繊維補強でお問合せを頂きご相談を頂きました。
その内容と、アラミド繊維と補強樹脂のハイブリッド工法での施工のメリットについてお伝えいたします。
基礎のひび割れで補修か補強するのかの問題
基礎のひび割れで築年数や、劣化の現状の把握で補修補強の問題があります。
現状の維持なのか?数年間の維持なのか?の問題です。
現状のお住いのひび割れで多くの補修が、プラスチックのコーキング剤で補修する工事があります。
これは、外壁でも浴室や水回りの隙間の補修の工事です。
![街の基礎やさん コンクリートの補修内容](https://kizunafh.com/wp-content/uploads/2022/08/コンクリートの補修内容.jpg)
基本的にコンクリートの補修では、ひび割れ箇所にコーキングを流し込みひび割れをなくす方法です。
コンクリートの補強でも同じですが、商材ではコンクリート亀裂充填剤と呼ばれる商材もありますがそれ以外はコーキング剤です。
コーキングは、直射日光や経年劣化で硬化し剥がれていきます。
そのため外壁や屋根などの外構部分では劣化し始める約10年前後にコーキングの打ち直しが必要です。
しかし、基礎のひび割れ(クラック)は少し特殊です。
内部に鉄筋が入っており、また住宅の荷重を支える重要な構造物です。
ひび割れを一時的に表面上で補修しても、荷重の影響でひび割れは広がっていきます。
基礎のひび割れ部分には、地盤の弱さや地震の影響を受けています。
ひび割れた箇所にお住いの荷重がかかり、ひび割れは引っ張られます。
コンクリートは横に引っ張られる力にはかなり弱いのです。
コンクリートの引張強度とは?
図の通り、上からの圧縮(お住いの荷重)については
コンクリートは強く、荷重を地盤に伝える役割を持っています。
しかしその一方、横へ引っ張られる力には弱く、
ひび割れた箇所へ働く力は、横へ横へ引っ張られ、
ひび割れの幅の拡張や建物のズレに繋がります。
![コンクリートの引張強度](https://kizunafh.com/wp-content/uploads/2022/10/コンクリートの引張強度.jpg)
そのため、基礎の工事では建て替えで基礎を新しくするか?増し基礎と言って既存の基礎コンクリートに
新たにコンクリートを打設しアンカーボルトで既存の基礎とつなぎ合わせて、新築当時の強度を与えます。
しかし、現状の日本ではお住いを継ぐということはかなり減ってきています。
また基礎工事の多くが、費用がかなり掛かるという疑念も残ります。
自分たちが住んでいくだけだからと、諦めている方もいらっしゃいます。
基礎工事の種類と施工方法と目安金額
鉄筋コンクリート造基礎の抱き合わせ(増し基礎)
1階の床を全て解体し、内部の鉄筋の仕込みやコンクリートの打設を行う工事を
一般財団法人日本建築防災協会が推奨している鉄筋コンクリート造基礎の抱き合わせと言います。
この方法は既存の基礎に新しいコンクリート基礎を抱き合わせる(厚みと鉄筋の増す方法)になります。
既存の基礎にケミカルアンカーを打ち込み既存基礎の隣に新たな鉄筋基礎を造ります。
ミキサー車が必要になる為、充分なロケーションかどうかで費用が変動します。
※約100万~200万強となります。お住いの規模で変動します。
![増し基礎](https://kizunafh.com/wp-content/uploads/2022/10/増し基礎.gif)
布基礎から現在の新築の基礎(ベタ基礎)補強
現在の無筋基礎(1981年よりも昔)の基礎には鉄筋が入っておらず強度が低い、布基礎と呼ばれる基礎には床の下の底面(土壌)がそのままの為、地の湿気や漏水や結露などの影響で湿気がこもりやすく、基礎の劣化が現在の耐用年数よりも20年短い約30年~40年言われています。
布基礎の底面と既存の基礎部分を一体化させる工事をベタ基礎補強工事と言います。主に、1階の改装工事となりますので、規模にもよりますが約1か月間は工事の期間になりますし、費用に関しても約200万~500万以上は掛かってきます。※住宅の規模にもよります。
![ベタ基礎工事](https://kizunafh.com/wp-content/uploads/2022/09/ベタ基礎.jpg)
住宅の建て替えやスケルトン工事/新築そっくりさん等の工事
お住まいの構造(骨組み)を残して建て替える工法、スケルトン工法ではお住まいの構造は残し建て替える為間取り、内装ともに変わりますが、その分、工期や費用面でもかなりの高額になってしまいます。建て替えの場合、使用する部材や規模にもよりますが、約1000万~と費用が掛かります。
※増し基礎の場合は1階での生活が出来なくなり、建て替えは工事期間は引っ越しが必要です
このどちらの工法は基礎自体を新しくし強度を新築当時の物にします。その為中古で購入した際や、お住まいを存続する際などは施工が必要になります。
![ベタ基礎補強工事](https://kizunafh.com/wp-content/uploads/2022/10/ベタ基礎補強工事-1024x842.jpg)
アラミドシート基礎補強工事(ハイブリット工法タックダイン施工)
既存の基礎の劣化が発生している基礎コンクリートに対して、アラミド繊維とエポキシ樹脂を混ぜ合わせ補強する、比較的新しい補強工法です。この工法は、もともと公共施設や高速道路、トンネルなどのコンクリート構造物の補強で、現在は専門の職人さんたちがコンクリートミキサー車の搬入出来ないお住まいや、その他基礎工事のような費用が出せない、室内の工事もしたいなど、基礎の経年劣化は怖いけど、工事しないとなと思われる方に重宝されています。
基礎補強工事ハイブリッド工法は、床を解体せず床下からの施工が可能な為費用は約40万~100万とその他基礎工事よりも比較的安価な工事になります。
![](https://kizunafh.com/wp-content/uploads/2022/09/基礎補強工事-下塗り.jpg)
アラミドシート基礎補強工事(ハイブリット工法タックダイン施工)を勧める場合
基本的に、基礎の現状維持とひび割れや劣化症状を進行させない工法です。
樹脂と繊維のハイブリッド工法で、その他の基礎工事よりは比較的安価に施工が可能ではありますが、
次世代に受け継ぐ事や中古物件を購入し、30年以上住むと計画を立てている方にはお勧めしません。
基礎の耐久性と耐震性を向上目的の方には、増し基礎や建て替え、ベタ基礎補強工事の方が長い目を見てもそちらの方がいいです。
アラミド繊維基礎補強は現状維持です。
劣化現象をこれ以上進ませない。コンクリートの劣化を阻止する。
元々は高速道路やトンネルの壁面のコンクリート補強工事です。強固にもなりますし、引張強度も高まります。
![トンネル施工](https://kizunafh.com/wp-content/uploads/2022/08/トンネル施工.jpg)
公共的な施工方法である為、新たな基礎工事として確立されてきました。
しかし耐震性を向上させようと考えている方は、耐震金具の導入(新築は耐震金具は義務)を検討してみてください。
阪神淡路大震災や、熊本地震で耐震金具の重要性はかなり注目視されました。
絶対に倒壊しないと言われていた建物の倒壊、半壊。しかし耐震金具を取り付けていた住宅では、倒壊を間逃れた実例もあります。
お気軽にご相談ください!
アラミドシート基礎補強工事(ハイブリット工法タックダイン施工)について
基礎のひび割れの原因や住宅基礎の歴史の詳細を知り、基礎の補修補強方法について詳しく書いてありますので一度見てみてください!
基礎コンクリート補強工事の工程とは?
![点検口(床下収納)](https://kizunafh.com/wp-content/uploads/2022/09/%E7%82%B9%E6%A4%9C%E5%B7%A5.png)
この点検口から床の下へアクセスし、施工を行う為従来の基礎工事の際の床の解体やお住まいの建て替えは不要となります。
※施工を行う前は施工スペース、廊下(施工通路)の養生施業を行い大切な家屋に傷を付けないようにします。
基礎コンクリート補強 下塗り 強化繊維張り付け
![尼崎市 基礎補強工事 下塗り](https://kizunafh.com/wp-content/uploads/2022/09/%E5%9F%BA%E7%A4%8E%E8%A3%9C%E5%BC%B7%E5%B7%A5%E4%BA%8B-%E4%B8%8B%E5%A1%97%E3%82%8A.jpg)
劣化した基礎コンクリートは脆くなっている為下塗り剤(プライマー塗布)をし表面を強化していきます。
下塗り剤と上塗り材では内容に違いがありますし、強度を高める為には既定の厚みが必要です。
また下塗り剤は強化繊維を定着させやすくする役割も持っています。
強化繊維 アラミドクロスとは?
![街の屋根やさん アラミドクロス](https://kizunafh.com/wp-content/uploads/2022/08/%E3%82%A2%E3%83%A9%E3%83%9F%E3%83%89.jpg)
強化繊維(アラミドクロス)は防弾チョッキや、タイヤの構造(ベルト部分)に使用されており、
アラミドクロスの衝撃吸収と、強度性が高い素材に対し柔軟性が高い為
様々な分野で使用されている強化繊維で車の牽引のロープなどにも使用されている素材になります。
※アラミドクロスは繊維ですが、鉄の約7倍もの強度があります。
そんな補強樹脂と強化繊維を使用してコンクリート補強は行われます。
樹脂で表面強度を高め、強化繊維でひび割れの進行を抑えて劣化した鉄筋の代わりになります。
何故そんなコンクリート補強が生まれたのでしょうか?
コンクリート補強工事が生まれたのは公共施設の補修補強工事から
元々は公共施設の高速道路やトンネルの壁面や天井の補修補強工事がきっかけで誕生しました。
高速道路やトンネル、学校の壁や天井はコンクリート建造物です。
しかし高速道路もトンネルも経年劣化していきますし、しかし普通の補修工事ではすぐに劣化してしまいます。
建て替える事など多くの費用が掛かりますし、工事期間もかなり掛かってしまいます。
事例としましては阪神淡路大震災の際高速道路が倒壊し、普及には十数年かかると言われていました。
約2年程で普及できたのもこのコンクリート補強があったからと言われています。
![トンネル施工](https://kizunafh.com/wp-content/uploads/2022/08/%E3%83%88%E3%83%B3%E3%83%8D%E3%83%AB%E6%96%BD%E5%B7%A5.jpg)
住宅のコンクリート周りには気を付けて!
植木鉢等は住宅や外塀のそばには置かないようにすると、水分が建物に影響を与えません。
毎日水をあげる植物の付近では、湿気が発生したりと木造建築では傷みの原因となるのでご注意を!
街の基礎やさんは徹底的に調査(ホームドック)を実施
![街の基礎やさん ホームドック](https://kizunafh.com/wp-content/uploads/2022/08/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%83%89%E3%83%83%E3%82%AF-%E3%82%AD%E3%82%BA%E3%83%8A%E5%90%9B.png)
街の基礎やさんでは、劣化箇所の調査をしっかりと行います。
通常のリフォーム提案では、施工箇所の商材の提案がメインになってきますが、
弊社では、劣化箇所がそのままならリフォーム箇所の将来性も考え、最善のリフォーム、補修の提案をさせて頂きます。
お気軽にご相談、お問い合わせください!
皆様のお住まいの調査、外壁や屋根の調査はもうお済でしょうか?
お住いの点検、メンテナンスはもうお済でしょうか??
いつも住んでいる家、実は私達人間と同じなのです。
人間や車は定期的に、健康診断や車検などで点検、メンテナンスを行っています。
また病気の早期発見で手術ではなく、薬で直るケースも!!
お家も同じです!故障個所、劣化箇所の早期発見で最低限の被害、工事で済みます!お気軽にお住いの事ならご相談ください。
・ご相談・家屋診断・お見積もりは無料です!!
お気軽にご相談ください お問合せはこちらから
お電話は0120-315-227まで!!
![街の基礎やさん お問合せ](https://kizunafh.com/wp-content/uploads/2022/08/%E3%81%8A%E5%95%8F%E3%81%84%E5%90%88%E3%82%8F%E3%81%9B%E3%81%AF-1.png)