尼崎市長洲西通で築15年で基礎のひび割れ、水染みが発生?

こんにちは!街の屋根やさん尼崎店です!

今回は築年数15年のお住いで、基礎の経年劣化が心配になりお問合せを頂きました。
基礎コンクリートの経年劣化で発症しやすい、水染みやひび割れ(クラック)が発生する理由を解説していきます。

築が浅い場合は、基礎造作中の施工不良も考えれますが、10年を超えると劣化症状が出てくる場合は、
土地の問題や日当たり問題、交通量の多い道路や線路が近い、地震の影響など理由は様々です。

住宅基礎のコンクリートのひび割れ(クラック)

基礎ひび割れ3

コンクリートの表面にひび割れが入るとひび割れ幅0.3㎜を超えると、水が浸透しやすくなり
0.5㎜を超えると、内部の鉄筋まで水(雨水)が浸透しサビさせてしまいます。

基本的には基礎コンクリートは、縦方向にひび割れが発症するケースが多く、上記にも書いた通り、
0.3㎜、0.5㎜と基礎コンクリートのひび割れでの症状での危険度が変わってます。

基礎のひび割れの種類

・ヘアークラック
幅0.3㎜以下、深さ0.4㎜以下の髪の毛のようなひび割れ(クラック)のことを指します。
細いひび割れで、補修や補強についてはあまり急がなくてもいいひび割れとも言えますが、
このヘアークラックを放置していると、幅や深さは年々広がっていきますので、しっかり調べ調査してもらう必要はあります。

・構造クラック
幅0.3㎜以上、深さ0.4㎜以上のひび割れ(クラック)のことを指します。
ヘアークラックとは違い幅、深さがあるひび割れは内部の鉄筋まで到達している恐れもあり基礎補強が必要になります。
また構造クラックを放置していると上記の爆裂現象を引き起こし、基礎が剥離してしまう原因にもなります。

基礎のひび割れ部分には、地盤の弱さや地震の影響を受けています。
ひび割れた箇所にお住いの荷重がかかり、ひび割れは引っ張られます。コンクリートは横に引っ張られる力にはかなり弱いのです。

コンクリートの引張強度とは?

図の通り、上からの圧縮(お住いの荷重)については
コンクリートは強く、荷重を地盤に伝える役割を持っています。
しかしその一方、横へ引っ張られる力には弱く、
ひび割れた箇所へ働く力は、横へ横へ引っ張られ、
ひび割れの幅の拡張や建物のズレに繋がります。

コンクリートの引張強度

基礎のひび割れでの重要な破損、注意点や症状の解説

基礎のひび割れで、ヘアークラックは急がないと言いましたが、一か所に無数に発生している。
ヘアークラックの発生個所が多い場合や基礎コンクリートに横割れがある場合は、土地や基礎自体に何らかの不具合が発生しています。

ヘアークラックが多い場合は土地の地盤沈下や、建設時の施工不良が考えられます。
※地盤沈下の場合、勝手口や犬走り部分の亀裂や分離、室内では建具の開閉時の不具合や建物のズレによる傾きなど。

コンクリートの経年劣化の原因とは?

コンクリートは強固なものとして認知されがちですが、
コンクリートの建造物がある箇所の地盤沈下や、立地の状態以外にも大きな問題があります。
コンクリート自体には防水機能が無いという事、また雨に含まれる酸性や排気ガスに含まれる酸性により

コンクリートは経年劣化していきます。コンクリートの寿命は約40年と言われています。
そういう原因で脆くなったコンクリートは、地震や大型の車の通行時の揺れなどの影響でひび割れが発生。


床の下での湿気の発生はお住いに大きな影響を与える

布基礎(床の下が土)の床の下では、よく湿度が高く湿気がこもりやすいと聞いたことがあるとは思います。
しかし、ベタ基礎(床の下がコンクリート)のお住いでも、土壌からの湿気は上がってきませんが、水漏れなどの影響で換気ができず、湿気が発生する場合もあります。


基礎-構図

床の下で湿度が高く湿気がこもるとどの様な影響があるのか?

害虫や菌の繁殖をさせてしまう

害虫やカビ、菌は湿度の高い箇所を好む特性があります。
特に換気ができない、床の下で常時湿気がこもった状態になると、シロアリやカビの繁殖には最適な条件です。
最近では冷暖房効率化に伴い、気密性を優先する方も増えてきましたが、実は湿気が発生すると気密性が高いせいで湿気がこもりやすい環境に。
過去では、換気性や地盤からの湿気が影響で木材が腐るという利点から、ベタ基礎が作られましたが、
ベタ基礎だからと言って、完全に安心ていうわけではないのです。

白蟻被害の実態

湿気の影響はお住いに大きなダメージを与える

床の下の湿度が高い箇所、換気ができないなどの高環境で繁殖した、シロアリやカビは大きな影響を与えます。
床の下での繁殖の発見が遅れると、居住空間までも侵食していきます。
特に、押入などの床部分にカビの発生やにおいの発生や床材の老朽化の原因、壁材のカビの発生など。
その症状を改善しようとし、床材など張り替えたとしても数年で症状を繰り返すのです。

またカビなどの繁殖でダニの繁殖、カビの発生でアレルギーを発症する原因にもつながってきます。

カビの発生

水漏れや湿気の発生でお住いの寿命が短くなる

木造建築だけではなく、床材など木材に影響を与えるのが、木材腐朽菌(もくざいふきゅうきん)と呼ばれる菌が繁殖します。
木材腐朽菌が繁殖すると通常よりも速いスピードで木材の腐食が進行します。
通常の木材の含水率は13~20%ですが、湿気による含水率は25%を超えるとさらに木材腐朽菌が繁殖し、
腐食率が5%超えると、木材の強度は低下し、通常の強度よりも半分ほどになってしまいます。

木材の劣化だけではなく、コンクリートも上記で書いた通り水分の影響を受けるため、コンクリートの老朽化も早めます。
水分を吸収、乾燥を繰り返すとコンクリート材は内部の成分が表面に露出し強度も低下します。

基礎の劣化現象

基礎にまで到達し、劣化が進めば木材の腐食により住宅の傾き(ズレ)の発生や地震の際に、耐えきれなくなる場合もございます。

街の基礎やさん 住宅基礎

地震大国日本での地震

私たちの住んでいる国、日本はとても地震が多い国としてもすごく有名です。

大型の地震も数年、十数年の間に震度6以上の地震が発生しております。

記憶に新しい地震で今年、令和4年3月16日福島県沖の震度強の大型地震です。
住家全壊 204 棟住家半壊 4,085 棟住家一部破損 45,335棟 現在の環境での損害がここまで出ているのです。

平成30年6月18日には大阪府北部 震度6弱の地震を経験しましたよね。
住家全壊 21棟 住家半壊 483棟 住家一部破損 61,266棟。

熊本地震や阪神淡路大震災などの地震が思い浮かべることが多いのですが、実際は毎年震度4以上震度6までの観測があります。

地震での被害地震保険
熊本地震のでの被害の様子

国土交通省 気象庁の地震観測一覧

気象庁のページでは、地震の観測、家の損害に対する詳細が詳しく書いてあります。
今年に入ってからもかなりの地震が発生しております。気になれば一度見てみてください。

地震での住宅一部破損の件数の注目

実際の件数の詳細が気象庁の調べによって件数が出ていますが、倒壊や半壊の件数はあっているとは思いますが、
一つ考えてほしいのが、住宅の一部破損についてです。

気象庁の詳細を見て頂いても年にかなりの震度5以上の地震が発生しています。
これがご自宅の築年数なども考えて地震の記憶がなくても、数回、数十回と地震の影響を受けるという事です。
自分の住んでいる地域は大丈夫だろうなど思うかもしれません。

しかし万が一受けてしまったら覚えておいた方がいいことがあります。
倒壊や半壊の被害の多さもそうですが、注目していただきたいのが住宅の一部破損です。

一部破損の件数は非常に多いと感じると思いますが、私たちは実際はもっと多いと思っております。
それでは住宅の一部破損
について解説していきますね。

リフォーム前のボロボロの家のイラスト

地震の影響 住宅の一部破損とは?

皆様の住宅の一部破損とは、どのような破損だと考えますか?

この私もこの業界に入ってくるまでは、多くの皆様と同じで、屋根が落下したや倒壊、半壊が地震保険の対象だと思っていました。
しかし屋根が落下、配管の亀裂などが一部破損だとすると、大きな地震が来た時しか対象でない?と思いますよね?

実は地震保険には、軸組(柱や梁といった構造)、住宅基礎の破損、屋根、外壁と対象があり、
破損状況で支払われる保険金が変わってきます。

また、平屋、2階建て、3階建てと破損状況の割合の変動があります。
基礎の破損も含まれるのです。しかしどのような基礎の破損が含まれるのでしょうか?

基礎コンクリートのひび割れ 破損

基礎の破損では、ひび割れ(クラック)の箇所を1箇所で1m換算します。
平屋で5~11%の破損、2階建てで4~11%の破損、3階建てで5~12%の破損と計算します。
基礎の部分は損傷布コンクリート÷外周布コンクリート長さでの計算をします。
その計算が5%超えないと、保険金が支払われないのです。

こう聞けば、なかなか保険金もらえないんじゃないか?大きな地震が来た時とかは心配だけどという声が聞きます。
少しでも自費負担を減らしたい、少しでも保険金が欲しいと思うものです。

2階建木造の家があったとします。基礎の外周布コンクリート長さが例えば一般的な7m×8mの1階床面積が56㎡とします。

7×2+8×2=30mもしひびが4箇所なら4mとなるので4m÷30m=0.13 なので13%。クリアですよね。
もしひびが2箇所なら2mとなるので2m÷30m=0.066…なので6.6%です。

この基礎のひび割れも実際はどのようなひび割れがあれば、対象なのか?
ですよね?例えば幅が短すぎるなど様々な憶測ができると思います。

また地震発生後、10日以内に破損を見つけ、3年以内に保険請求する必要がある為、早い対応が必要です。
覚えておいてください。火災保険も同様保険請求は災害発生後2年が目安です。


それでは基礎のひび割れの危険度を解説しながらご説明いたします。

街の基礎やさんは徹底的に調査(ホームドック)を実施

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街の基礎やさんでは、劣化箇所の調査をしっかりと行います。
通常のリフォーム提案では、施工箇所の商材の提案がメインになってきますが、
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