尼崎市北大物町で家基礎のひび割れで建物検査を実施しました

こんにちは!街の基礎やさんです!
今回は尼崎市北大物町で家基礎のひび割れでお問合せを頂きました。


築年数27年の家で、この前庭の掃除をしていたら基礎部分にひび割れを数か所見つけたのですが、
基礎のひび割れなので心配なのですが、調査していただけますか?

築年数が27年ということで、住宅自体も老朽化が進んでいることも想定できますが、
すぐに倒壊やお住いが壊れることはありませんが心配だと思われます。
お住いの全体的な調査を行い、最適な工事のご提案をさせて頂きます。


家基礎のひび割れの為、建物検査(インスペクション)を実施

基礎のひび割れは外からも確認が可能ですが、内部の内基礎と外基礎からのしっかりとした調査で劣化原因を追究していきます。
それでは内部の劣化状況を一緒に確認していきましょう。

家基礎コンクリートの劣化状況と症状の解説

内基礎の様子 白華現象

住宅の床の下ですべての荷重を支える基礎があります。
その基礎の劣化現象はどのような症状があるかはご存じでしょうか?上記の基礎の写真も劣化症状の一つです。

基礎の劣化現象 白華現象(はっかげんしょう)とは?

基礎は、コンクリート(セメント、砂、水を混ぜ合わせた物)を使用し、建築法の見直しをされた後基礎内部には鉄筋を入れ強度を増す工夫がされています。

建築法の移り変わり

しかし、基礎も年月が経てば新築当時の強度はなく、年々低下していきます。
長年の雨水や排気ガスの影響、地震、幹線道路や車通りの多い箇所では地面が揺れ基礎にダメージを与えていきます。

雨水や排気ガスは酸性の性質を持ち、鉄筋コンクリートは内部の鉄をサビさせないようにセメントのアルカリ成分で鉄筋を保護しております。
アルカリ性は、雨水などの酸性の性質に触れると徐々に酸性に近づいていきます。※この現象を中性化現象(ちゅうせいかげんしょう)と言います。

中性化現象が進むと基礎表面に白く粉が吹いたようになっていき、内部のアルカリ性が浮き出てきている状態になります。※この現象が白華現象
中性化現象でアルカリ性が、酸性に約20%近づくと鉄がサビ始め内部から、基礎を破壊していくことから、日本の住宅基礎の耐用年数(寿命)が決まっています。

日本住宅基礎の耐用年数とは?

日本住宅は現在2種類の基礎の種類が現存しております。

ベタ基礎の簡単な解説

・ベタ基礎

ベタ基礎とは建物の土台となる範囲にコンクリートを敷き詰める基礎工事で、近年多くの建築物で採用されています。建物の底全体をコンクリートで支える為安定性が高く、、地震の揺れや地盤が沈む不同沈下に強いという特徴があります。また地面から発生する湿気や白蟻の侵入を防ぐことが出来るので、耐久性に優れた建物を建てることが出来ます。しかし、布基礎に比べて施工の手間はかからないのですが、コンクリートの使用量が大幅に増える為コストが多くなります。

ベタ基礎のメリット、デメリット

・メリット

ベタ基礎は立ち上がり部分と床全体を鉄筋コンクリートで一体化させ、面で住宅の荷重を支えている為、荷重を分散させ、地盤に伝わらせているので、布基礎より耐震性が高い。

床下の地面をコンクリートで敷き詰めるので湿気がこもりにくく、湿気による木材の腐食が軽減されます。

また床全体のコンクリートにより、白蟻の被害も軽減されます。

・デメリット

布基礎に比べるとコンクリートと鉄筋の量が増える(約2倍ほど)ためコストがかかる

布基礎の簡単な解説

・布基礎

布基礎とは、建物の負荷がかかる部分に(逆T字型)の基礎コンクリートを埋め込む基礎工事。

日本で数多くの木造住宅に採用されてきました。ベタ基礎が面で荷重を支えてるのに対し、布基礎は点で支えるイメージです、鉄筋コンクリートは柱部分や壁下に配置し、耐震性を高めていますが、地面前面にコンクリートを引き詰めていない為、ベタ基礎より、コストを下げることが出来ますが、地盤が土の為、湿気もこもり易く湿気の影響で木腐れなど生じる為、防湿シートや、防湿コンクリートでコーティングする必要があります。

・メリット

住宅を支える箇所は立ち上がり部分のみで、鉄筋が入っている箇所もその部分のみで、ベタ基礎に比べて、コストを抑えれる点

・デメリット

布基礎はコンクリートの立ち上がりの部分のみで、住宅の荷重を支えている為、ベタ基礎に比べると、耐震性が劣ります。 また、床にコンクリートが敷き詰めてあるケースもあるのですが、荷重を支えてある箇所にしか鉄筋が入っておらず、床下のコンクリートもベタ基礎が鉄筋も入っているコンクリートの厚さが15㎝に対し、布基礎は地面に防水シートにコンクリートを敷き詰め、コンクリートの厚さも約5~6㎝と極めて薄い事から、地面の湿気も上がりやすく、白蟻被害も起こる可能性が高くなります。また、湿気を抑える工事(除湿工事)や防湿シートや、防湿コンクリート工事など後々かかるコストもあります。

この様な基礎の種類に、木造、鉄骨など様々な構造でも年数が変動していきます。

・布基礎 木造の場合は、約22年~30年の耐用年数。
・布基礎 鉄骨、鉄筋などの場合は、約30年~40年の耐用年数。
・ベタ基礎 木造の場合は、約34年~40年の耐用年数。
・ベタ基礎 鉄骨、鉄筋などの場合は、約47年~60年の耐用年数。

耐用年数が変動するのは、土地の立地なども関係してきますが、一番は基礎の劣化を補修(メンテナンス)をしっかりしているかどうかです。

基礎補修や補強、メンテナンスについて

基礎のひび割れの原因や住宅基礎の歴史の詳細を知り、基礎の補修補強方法について詳しく書いてありますので一度見てみてください!

基礎コンクリートの経年劣化の症状とは?

街の基礎やさん 構造劣化

基礎の経年劣化の症状の1つ、ひび割れ(クラック)の発生で、ひび割れの幅が0.3㎜以上の幅になっている場合は、早めの補修をオススメします。

先程基礎の内部には鉄筋が入って強度を高めていると言っていましたが、基礎の表面にひび割れ(クラック)の幅が0.3㎜を超えると雨水が侵入するには
必要最低限の幅になります。基礎内部に雨水が侵入すると鉄筋をサビさせます。

鉄筋がサビると鉄の性質上、膨張してしまい上記の写真の様に、
基礎内部から破壊され剝離していき、耐久性が低下していきます。

ベタ基礎の場合は地面からの湿気の影響も踏まえ、耐用年数が約30年~40年と言われる理由です。
ベタ基礎でもひび割れや水回りの漏水や結露が基礎の劣化を促進させていきます。

基礎の劣化現象

基礎の経年劣化を放置すると?

街の基礎やさん 住宅基礎

基礎のひび割れが発生すると、基礎強度不足やズレの発生での柱や土台木といった木材のつなぎ目のズレや外れが生じ、
地震等の大きな衝撃が加わった際、住宅は支えきれなくなり、倒壊する恐れが高くなります。

耐震金具が初期から取り付けていない住宅では、基礎と土台木、柱が抜けてしまいズレ落ちてしまう事も倒壊の理由です。
※写真の様に基礎と住宅部分がズレ落ち危険な状態に。

街の基礎やさんは徹底的に調査(ホームドック)を実施

街の基礎やさん ホームドック

街の基礎やさんでは、劣化箇所の調査をしっかりと行います。
通常のリフォーム提案では、施工箇所の商材の提案がメインになってきますが、
弊社では、劣化箇所がそのままならリフォーム箇所の将来性も考え、最善のリフォーム、補修の提案をさせて頂きます。

お気軽にご相談、お問い合わせください!

皆様のお住まいの調査、外壁や屋根の調査はもうお済でしょうか?

お住いの点検、メンテナンスはもうお済でしょうか??

いつも住んでいる家、実は私達人間と同じなのです。

人間や車は定期的に、健康診断や車検などで点検、メンテナンスを行っています。

また病気の早期発見で手術ではなく、薬で直るケースも!!
お家も同じです!故障個所、劣化箇所の早期発見で最低限の被害、工事で済みます!お気軽にお住いの事ならご相談ください。

・ご相談・家屋診断・お見積もりは無料です!!

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