令和6年8月3日 ヘアークラックでの補修依頼、現場調査とクラックの影響とは?
こんにちは!街の基礎やさん尼崎店です!
今回は、基礎部分にひび割れを発見しお問合せを頂きました。
それでは基礎のひび割れの種類と危険度、補修方法について改札していきます。
ヘアークラックでの補修依頼、補修が必要なのか?セルフチェック項目とは?
床下の環境は住宅の寿命を脅かす原因にもつながります。
今回は簡単に床下の状況と、影響についてお伝えいたします。
よく質問があるのが、床下点検て必要なのか?不安感があるなどよくご相談を頂きます。
床下点検はなぜ実施しないといけないのかご質問に答えていきます。
家の定期健診
床下の点検手て基本何するの?という疑問点があると思います。
1980年代から2000年にかけてリフォーム業界は広がっていきました。
一昔前は、お住いを建てて故障もしくは破損をした箇所を補修か新しくするという概念で、リフォームは行われてきましたが、
現在は、生活を快適に過ごす、おしゃれにしたい、老後の備えとしての改善工事としても主流となりました。
床下点検は、
床下には、ライフライン(ガス、電気、水道)などの配管、配線されている箇所であり、
また基礎や土台木、柱などのお住いの構造部分が多く集合している箇所で、その地下部分の劣化や害虫(シロアリ)被害などを点検(診断)する目的があります。
なぜ床下点検を実施しないといけないのか、何年単位でした方がいいのか?
新築などは5年10年とメーカー保証内で、点検してくれると思います。
上記に書いた箇所や、配管の不具合や水漏れ、湿気がこもっていないか、木材が腐食(カビなど)が繁殖していないかなども調査内容に含まれております。
また、建てた当時に白蟻消毒を施していると思いますが、耐用年数的には、5年~10年と消毒の効き目が弱まってきます。
そのため、床下点検(住宅診断)は5年周期で・床下・構造・外構・外壁・屋根と劣化の進行を把握しておく方がいいのです。
またなぜそこまで、湿気や白蟻について建築業界は危惧しているのでしょうか?
湿気が引き起こす劣化症状
害虫やカビ、菌は湿度の高い箇所を好む特性があります。
特に換気ができない、床の下で常時湿気がこもった状態になると、シロアリやカビの繁殖には最適な条件です。
最近では冷暖房効率化に伴い、気密性を優先する方も増えてきましたが、実は湿気が発生すると気密性が高いせいで湿気がこもりやすい環境に。
過去では、換気性や地盤からの湿気が影響で木材が腐るという利点から、ベタ基礎が作られましたが、
ベタ基礎だからと言って、完全に安心ていうわけではないのです。
湿気の影響はお住いに大きなダメージを与える
床の下の湿度が高い箇所、換気ができないなどの高環境で繁殖した、シロアリやカビは大きな影響を与えます。
床の下での繁殖の発見が遅れると、居住空間までも侵食していきます。
特に、押入などの床部分にカビの発生やにおいの発生や床材の老朽化の原因、壁材のカビの発生など。
その症状を改善しようとし、床材など張り替えたとしても数年で症状を繰り返すのです。
またカビなどの繁殖でダニの繁殖、カビの発生でアレルギーを発症する原因にもつながってきます。
水漏れや湿気の発生でお住いの寿命が短くなる
木造建築だけではなく、床材など木材に影響を与えるのが、木材腐朽菌(もくざいふきゅうきん)と呼ばれる菌が繁殖します。
木材腐朽菌が繁殖すると通常よりも速いスピードで木材の腐食が進行します。
通常の木材の含水率は13~20%ですが、湿気による含水率は25%を超えるとさらに木材腐朽菌が繁殖し、
腐食率が5%超えると、木材の強度は低下し、通常の強度よりも半分ほどになってしまいます。
木材の劣化だけではなく、コンクリートも上記で書いた通り水分の影響を受けるため、コンクリートの老朽化も早めます。
水分を吸収、乾燥を繰り返すとコンクリート材は内部の成分が表面に露出し強度も低下します。
床の下でこのような症状があると表面に出てくる
実際に押入や壁紙へカビや雨染みなどの影響を与えていると、床の下では劣化現象が進行している証拠でもあります。
基礎部分の木材の腐食は、お住いをズレさせる原因で水の浸透率で耐久性にも影響していく部分です。
家の傾きや開口部(押入やドア、窓)の開閉にも影響をきたし室内の傾きの原因です。
また外壁塗装を実施し間もないのに、ひび割れが発症するのは施工不良の可能性もありますが、
住宅自体の老朽化で住宅が傾き、ひび割れ、窓サッシ部分の隙間の発生など様々な原因に繋がる部分ですが、
あまり床下、基礎部分は普段目に見えない部分でもありますし、通常の大工さんや工務店では判断できません。
住宅メンテナンス診断士や耐震診断士、建築士でないとお住いの劣化現象の原因を追究するのは難しいのです。
湿気で木材が腐り、シロアリ被害でお住いの耐久性が低下する
シロアリ被害や、構造木材の腐食(腐り)は耐久性を低下させます。
阪神淡路大震災で、倒壊した住宅の3割は白蟻被害や木材の腐食の背景がありました。
昔の基礎は布基礎と言い、コンクリートの土台があり地面がむき出しになっており、
地面の湿気や、水漏れの影響、シロアリ被害で木材が腐り耐久性が低下しているが、点検することがありませんでした。
現在のような、建築法ではなく基礎の製造段階の配分表や、基礎幅は規定がなく、目に見えない箇所の劣化は発見ができませんでした。
また一部の方が、床下の換気や床下の掃除、畳の天日干しなどをしっかりしている人が、
シロアリの対策や耐震の対策を個人間で施していたため、倒壊し無くすんだとデータで現れ、建築法が改定されましたが、
実際は、予想は出来るが各ご家庭で土地の立地や生活スタイルは変わってきます。
そのため、定期的な点検(診断)が必要です。
人間のように言葉を発さない住宅です。人間は悪いところがないか人間ドックに行ったりしますが、
床下点検や建物診断はお住いの為の人間ドックと同じです。
それでは、基礎の歴史や劣化症状についてもお伝えしていきます。
基礎調査の様子
お住まいのキッチンや脱衣場の床下収納庫(点検口)から床の下へアクセス調査していきます。
床下収納庫は、床下のライフライン(水道、電気、ガス)のメンテナンスや補修を行う際に必要です。
また点検口は建築法で義務化されていますが、不要とみなし無くしているお住まいも多いですが、補修が不可能になったり、
点検口が無い為、大掛かりな工事になったりしますので、ご注意ください。
基礎の劣化状態
内基礎の構造クラック(ひび割れ)が発見されました。基礎クラックには2種類存在します。
・ヘアークラック
ひび割れ幅0.5㎜以下のクラックがヘアークラックと言い、髪の毛の様に細いという意味ですが、
ヘアークラックの場合、内部までの被害は進行しておらず、水の浸透などしない為、補修は必要だが焦る必要はありません。
・構造クラック
ひび割れ幅0.5㎜以上のひび割れを構造クラックと言います。構造クラックは内部の鉄筋まで水分が浸透する事のできる幅で、
早めの補修が必要になります。また補修方法としては、コンクリート用のエポキシ樹脂を使用するかコンクリート補強が必要です
住宅基礎の重要性とは?
住宅基礎は上記にも書いてある通り、改良さててきました。
1981年よりも以前の住宅では、お寺等の基礎(枕基礎)と呼ばれる基礎から、基礎に鉄筋が入っていない無筋基礎。
※無筋基礎は耐震性が約5~6程の地震で倒壊しない造りとなっており、震度5で倒壊はしないものの破損や半壊までする。
鉄筋が入った布基礎、コンクリートの成分の配分表の作成や基礎の幅の規定され、布基礎の地面の湿気等の影響で現在のベタ基礎が出来ました。
基礎の耐用年数
・住宅基礎の耐用年数は約30年~60年といわれており、基礎の鉄筋(鉄)とコンクリートの耐用年数を表しています。
住宅で使用されるコンクリートは半永久的に持つ素材ですが、コンクリートの成分にふくまれる、セメント成分(アルカリ性)が雨水や排気ガスといった(酸性)を吸って吐いてを繰り返し、コンクリートが中性化を起こし、セメント成分が抜け、コンクリート表面に出てくる現象を白華現象といいます。コンクリートの成分が抜け出し弱っていきます、クラック(ひび割れ)が生じ、またコンクリート内の鉄筋がクラック(ひび割れ)の箇所、こんくりーとが雨水を吸い込んでいる為、雨水が侵入し鉄筋を錆びさせる事で鉄筋は強度が下がります。
基礎とは?
基礎は、建物の最下部にあり、上物の荷重を地盤に伝える構造になります。
また建物の安全に支えるために、非常に重要な箇所になります。
基礎は、布基礎(連続フーチング基礎)とベタ基礎となります。
住宅基礎コンクリートの劣化 セルフチェック項目とは?
ひび割れは0.3㎜以上、基礎が剝がれている、基礎を触ると白い粉が手に付く
どれか一つでも当てはまる場合は早めに補修工事が必要です。
なぜ基礎コンクリートは経年劣化を引き起こすのか?
基礎コンクリートだけではなく、コンクリート自体経年劣化します。
コンクリート塀や駐車場などのコンクリートでこういうのは見たことないですか?
コンクリートが変色し黒くなっている光景は見たことがあると思います。
コンクリートの黒ずみは雨水の浸透で引き起るのですが、コンクリートには防水性がありません。
雨水を吸収し、乾燥を繰り返すとコンクリートの成分のカルシウムが抜け脆くなっている状態で表面を触るとざらざらしており、手に粉が付着します。
※この現象が白華現象と言います。
コンクリートが脆くなることでひび割れも発症しやすくなりますし、基礎コンクリートの場合は住宅を支える大切な構造物になります。
基礎コンクリートの経年劣化が進むとこんな事が引き起ります。
基礎コンクリートの劣化を放置するとこんな事が起きる!
基礎コンクリートの劣化は地震等の自然災害の被害を受けやすくなるほか、元々ひび割れが地震の影響で発生し、雨水が内部に侵入している。
地盤の湿気がすごい立地や設備の漏水でも基礎コンクリートは劣化していきます。
脆くなった基礎コンクリートは住宅の荷重を支えきれなくなり倒壊のリスクが高まります。
基礎の改定はなぜし続けられているのか?
住宅の基礎の見直しのタイミングには、大型地震の発生が隠れております。
基本的には、大型地震の発生は100年周期なんていわれていますが、日本では震度5.6が1年で200回未満、
震度4.3が1年で400回未満、震度2.1では1年間14000回とかなり多い地震の回数なのです。
日本人は、震度3ほどではあまり気にしていないというデータもあるほど、地震への注意が低いのも事実です。
確かに、震度1,2では揺れたなと感じる程度、震度3や4、5でもパニックにはなりにくいですよね?
しかし他国では震度1.2でもかなりのパニックが発生しますし、他国では耐震性も日本よりも低いという点もあります。
地震の発生の事実はご存じでしょうか?
1993年 (平成5年) 北海道南西沖地震 M7.8 死者 230人 |
1995年 (平成7年) 阪神・淡路大震災 M7.3 死者 6.437人 |
2004年 (平成16年) 新潟中越地震 M6.8 死者 68人 |
2005年 (平成17年) 新潟西方沖地震 M7.0 死者 1人 |
2007年 (平成19年) 能登半島地震 M6.9 死者 1人 |
2007年 (平成19年) 新潟県中越沖地震 M6.8 死者 15人 |
2008年 (平成20年) 岩手・宮城内陸地震 M7.2 死者 23人 |
2011年 (平成23年) 東日本大震災 M9.0 死者 18.446人 |
2016年 (平成28年) 熊本地震 M7.3 死者 273人(直接死50人) |
2018年 (平成30年) 大阪北部地震 M6.1 死者 6人 |
2018年 (平成30年) 北海道胆振東部地震 M6.7 死者 43人 |
2021年 (令和3年) 福島県沖地震 M7.3 死者 3人 |
2022年 (令和4年) 福島県沖地震 M7.4 死者 3人 |
近年での地震発生を表にするとこのようになります。
実際に表にしてみると、大震災前に頻繁的に大きな地震が発生していることがわかると思います。
阪神淡路大震災から東日本大震災の開いている時間はわずか16年という事で、近年阪神・淡路大震災が発生と東日本大震災の発生と、
同じような周期だと感じれますし、南海トラフ地震の発生は約30年以内に発生が約80%~90%と引き上げられました。
実際に地震の表を確認していただいてもわかる通り、地震の発生頻度も多くなり真実味が生まれてきました。
系統を考えても前回の東日本大震災の16年後、2027年も危険なのでは?と感じるようになりました。(筆者の感想)
また耐震性を向上させた建築法ですが、やはり年数が経つと落ちていくため、耐震工事の需要が上がっています。
増加する住宅リフォーム工事のトラブル、悪質な訪販リフォームだけじゃない!
実際に、国民消費者センターにリフォーム関連で、相談される方も多くいらっしゃいます。
上記のサイトは、独立行政法人国民消費者センターのリフォームに関する相談件数など様々な詳細を記載したサイトになります。
気になる方は一度見てみてください。
実際、このリフォームなぜ行ったのだろう?契約書や工事写真など疑問に思った方からのご相談などもよく調査する際にお聞きします。
訪問販売の中には、きちんと施工、管理、満足のいくリフォームをしてくれる業者は多くあります。
大手の業者だからと言って、手抜きがないかどうか?金額があっているかどうかは判断できない場合も多くあります。
しかし、一部の悪徳訪問販売業者や悪徳業者がずさんな工事、施工を行う為、きちんとしている業者までのそのような目で見られます。
また、工事を検討している方への不安や不満、疑問などにもつながります。
そんな自分たちが取り組んでいることをお伝えいたします。
実際に合った床下での劣化状況をその場で共有
実際の劣化状況をその場でお伝えする。
実際にその日の時刻で写真を収め、誰のお住いの床の下かわかるようにし、お伝えいたします。
その際には、お客様のテレビをお借りし大きな画面でご説明をし手の加え方をお伝えいたします。
実際に状況がかなり進んでいる場合でも、実際にどこの業者に頼むかはお客様次第です。
家の状況が実際にどの様に進んでいて、今後どうなるのかをお伝えして何通りの手のく分け方をお伝えしています。
※どんな状況でもすぐに倒壊するなど基本的にはありません。近々大型の地震が来るなど預言者なら別ですが。
それでは、基礎の劣化やお住いの劣化はなぜ進行するのかを簡単にお伝えいたします。
皆様のお住まいの調査、外壁や屋根の調査はもうお済でしょうか?
お住いの点検、メンテナンスはもうお済でしょうか??
いつも住んでいる家、実は私達人間と同じなのです。
人間や車は定期的に、健康診断や車検などで点検、メンテナンスを行っています。
また病気の早期発見で手術ではなく、薬で直るケースも!!
お家も同じです!故障個所、劣化箇所の早期発見で最低限の被害、工事で済みます!お気軽にお住いの事ならご相談ください。
・ご相談・家屋診断・お見積もりは無料です!!
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