令和6年8月2日 床下除湿工事 吹付断熱工事施工の着工しました
こんにちは!街の基礎やさん尼崎店です!
今回は床下の湿気の影響で現場調査を実施しました。
床下の湿気の対策と湿気の影響で起きる老朽化現象について解説します。
廊下の床のギシギシと鳴る床のきしみの改善、床下の湿気の対策テクノガード工法とは?
床下にカビが生えていると、畳や畳の下の床板にもカビが繁殖することがあります。
その際、床下からの湿気で畳がジメジメしたり、床板がブヨブヨしたりするなどの症状が見られます。
畳や床板に症状が見られなくても、打ち込まれている釘やビスが錆びている場合、床下の湿度が高くなっており、カビが生えている可能性があるので注意が必要です。
床下の湿気の原因とは?立地や床下環境が影響している
基礎は、建物の最下部にあり、上物の荷重を地盤に伝える構造になります。
また建物の安全に支えるために、非常に重要な箇所になります。
基礎は、布基礎(連続フーチング基礎)とベタ基礎となります。
現在の新築では、ベタ基礎が採用されています。
地の湿気の影響は受けにくくなっていますが、水回りの老朽化や漏水、配管の結露なども湿気の原因です。
また住宅基礎の周りから、雨水などの吸収によりコンクリートの劣化症状のひび割れ(クラックや破損)の影響により、
ひび割れ箇所から水の浸透で、湿気を発生させるので柱や床下地など様々な木材に影響を与えます。
害虫や菌の繁殖をさせてしまう
害虫やカビ、菌は湿度の高い箇所を好む特性があります。
特に換気ができない、床の下で常時湿気がこもった状態になると、シロアリやカビの繁殖には最適な条件です。
最近では冷暖房効率化に伴い、気密性を優先する方も増えてきましたが、実は湿気が発生すると気密性が高いせいで湿気がこもりやすい環境に。
過去では、換気性や地盤からの湿気が影響で木材が腐るという利点から、ベタ基礎が作られましたが、
ベタ基礎だからと言って、完全に安心ていうわけではないのです。
湿気の影響はお住いに大きなダメージを与える
床の下の湿度が高い箇所、換気ができないなどの高環境で繁殖した、シロアリやカビは大きな影響を与えます。
床の下での繁殖の発見が遅れると、居住空間までも侵食していきます。
特に、押入などの床部分にカビの発生やにおいの発生や床材の老朽化の原因、壁材のカビの発生など。
その症状を改善しようとし、床材など張り替えたとしても数年で症状を繰り返すのです。
またカビなどの繁殖でダニの繁殖、カビの発生でアレルギーを発症する原因にもつながってきます。
水漏れや湿気の発生でお住いの寿命が短くなる
木造建築だけではなく、床材など木材に影響を与えるのが、木材腐朽菌(もくざいふきゅうきん)と呼ばれる菌が繁殖します。
木材腐朽菌が繁殖すると通常よりも速いスピードで木材の腐食が進行します。
通常の木材の含水率は13~20%ですが、湿気による含水率は25%を超えるとさらに木材腐朽菌が繁殖し、
腐食率が5%超えると、木材の強度は低下し、通常の強度よりも半分ほどになってしまいます。
木材の劣化だけではなく、コンクリートも上記で書いた通り水分の影響を受けるため、コンクリートの老朽化も早めます。
水分を吸収、乾燥を繰り返すとコンクリート材は内部の成分が表面に露出し強度も低下します。
湿度が60%以上になるとカビが生えやすくなり、80%を超えると活発に繁殖します。
そのため、冬以外の季節はカビが発生する可能性があるものの、4つの条件のうち1つでも予防することができれば、カビの発生を抑えられます。
ただし、床下は室内と違って掃除しにくいため、汚れや雑菌などを防ぐのは容易ではありません。
湿度を調整する方法が効率的といえるでしょう。
床下の湿気の対策方法とは?
住宅の基礎には換気口がある事はご存じでしょうか?
建築法では、壁の長さ5m以下毎に300平方メートル以上の換気口を設置することが義務づけされております。
※防湿措置
一 床の高さは、直下の地面からその床の上面まで45cm以上とすること。
二 外壁の床下部分には、壁の長さ5m以下ごとに、面積300㎠以上の換気孔を設け、これにねずみ侵入を防ぐ設備をすること。
引用:建築基準法施行令 第22条(居室の床の高さ及び防湿方法)より
床下にある換気口とは、床下の湿気がこもらないようについている通気口(通風穴)です。空気が床下換気口からスムーズに出入りしないと、十分な効果を見込めません。
基礎部分に設けられている通気口まわりは、植木鉢など置かず綺麗にしておきましょう。
テクノガード工法 床下除湿工事
床の下の湿気が基礎の経年劣化を促進させて起きる影響とは?
コンクリートの表面にひび割れが入るとひび割れ幅0.3㎜を超えると、水が浸透しやすくなり
0.5㎜を超えると、内部の鉄筋まで水(雨水)が浸透しサビさせてしまいます。
基本的には基礎コンクリートは、縦方向にひび割れが発症するケースが多く、上記にも書いた通り、
0.3㎜、0.5㎜と基礎コンクリートのひび割れでの症状での危険度が変わってます。
基礎のひび割れの種類
・ヘアークラック
幅0.3㎜以下、深さ0.4㎜以下の髪の毛のようなひび割れ(クラック)のことを指します。
細いひび割れで、補修や補強についてはあまり急がなくてもいいひび割れとも言えますが、
このヘアークラックを放置していると、幅や深さは年々広がっていきますので、しっかり調べ調査してもらう必要はあります。
・構造クラック
幅0.3㎜以上、深さ0.4㎜以上のひび割れ(クラック)のことを指します。
ヘアークラックとは違い幅、深さがあるひび割れは内部の鉄筋まで到達している恐れもあり基礎補強が必要になります。
また構造クラックを放置していると上記の爆裂現象を引き起こし、基礎が剥離してしまう原因にもなります。
基礎のひび割れ部分には、地盤の弱さや地震の影響を受けています。
ひび割れた箇所にお住いの荷重がかかり、ひび割れは引っ張られます。コンクリートは横に引っ張られる力にはかなり弱いのです。
コンクリートの引張強度とは?
図の通り、上からの圧縮(お住いの荷重)については
コンクリートは強く、荷重を地盤に伝える役割を持っています。
しかしその一方、横へ引っ張られる力には弱く、
ひび割れた箇所へ働く力は、横へ横へ引っ張られ、
ひび割れの幅の拡張や建物のズレに繋がります。
基礎のひび割れでの重要な破損、注意点や症状の解説
基礎のひび割れで、ヘアークラックは急がないと言いましたが、一か所に無数に発生している。
ヘアークラックの発生個所が多い場合や基礎コンクリートに横割れがある場合は、土地や基礎自体に何らかの不具合が発生しています。
ヘアークラックが多い場合は土地の地盤沈下や、建設時の施工不良が考えられます。
※地盤沈下の場合、勝手口や犬走り部分の亀裂や分離、室内では建具の開閉時の不具合や建物のズレによる傾きなど。
基礎コンクリートが横割れしている場合も非常に危険です。
内部破壊でないと、コンクリートは横に割れないため、鉄筋がサビてしまい内部から破壊している状態です。
ひび割れが発症していない基礎でも耐久年数が布基礎で約30年~40年、ベタ基礎で約50年~60年で劣化する為、
ひび割れの放置は、基礎の耐久年数の低下につながりますので早めに調査する必要があります。
基礎の経年劣化を放置し、地震が来ると倒壊するリスクが増える
住宅の基礎コンクリートが、劣化し脆くなっていると地震の影響を受けやすいのは想像がつくと思います。
阪神淡路大震災や熊本地震で倒壊していない住宅のデータとし、
基礎の補強、耐震金物の設置や耐震工事などを個人でされているお住いが倒壊を間逃れたというデータもある為、
気になっている場合はお気軽にお問合せ下さい。
基礎の劣化を止めるにはひび割れ0.3㎜以上の構造クラックの際は?
基本的に、基礎の現状維持とひび割れや劣化症状を進行させない工法です。
樹脂と繊維のハイブリッド工法で、その他の基礎工事よりは比較的安価に施工が可能ではありますが、
次世代に受け継ぐ事や中古物件を購入し、30年以上住むと計画を立てている方にはお勧めしません。
基礎の耐久性と耐震性を向上目的の方には、増し基礎や建て替え、ベタ基礎補強工事の方が長い目を見てもそちらの方がいいです。
アラミド繊維基礎補強は現状維持です。
劣化現象をこれ以上進ませない。コンクリートの劣化を阻止する。
元々は高速道路やトンネルの壁面のコンクリート補強工事です。強固にもなりますし、引張強度も高まります。
公共的な施工方法である為、新たな基礎工事として確立されてきました。
しかし耐震性を向上させようと考えている方は、耐震金具の導入(新築は耐震金具は義務)を検討してみてください。
阪神淡路大震災や、熊本地震で耐震金具の重要性はかなり注目視されました。
絶対に倒壊しないと言われていた建物の倒壊、半壊。しかし耐震金具を取り付けていた住宅では、倒壊を間逃れた実例もあります。
お気軽にご相談ください!
基礎の劣化原因や補強工事についてより詳しく知りたい方
基礎のひび割れの原因や住宅基礎の歴史の詳細を知り、基礎の補修補強の方法が書いてあります。
尼崎市 基礎調査、診断の有無 業者選びのコツ
やはり心配なのが、シロアリ業者や訪問業者に基礎のひび割れがありますよ?と指摘されることが一番の心配事だと思います。
すぐに基礎のひび割れがあり補修を急がせる行為
基本的には、リフォームでも同じですが危機感ですぐに契約させる事は要注意です。
基礎や外壁、屋根などしっかり調査して頂き様々な情報を頂きましょう。
また相見積もりサイトや訪問業者もすべて、同じ業者です。
相手の業者の施工実績や評判なども加味していきましょう。
劣化部分の写真はあるか?症状の説明はされたか?
この記事にも書いてある通り、ひび割れ部分の写真や床下浸水など様々な理由が現場にはあると思います。
その為、劣化写真の提示、撮影日の確認やご自身の家の床下かどうかの判別が決め手です。
どの家かわかるようにネームプレートの存在なども知っておくことや症状の説明はわかりやすいか?
また見積り請求はできるか?などその場で契約は要注意です。
皆様のお住まいの調査、外壁や屋根の調査はもうお済でしょうか?
お住いの点検、メンテナンスはもうお済でしょうか??
いつも住んでいる家、実は私達人間と同じなのです。
人間や車は定期的に、健康診断や車検などで点検、メンテナンスを行っています。
また病気の早期発見で手術ではなく、薬で直るケースも!!
お家も同じです!故障個所、劣化箇所の早期発見で最低限の被害、工事で済みます!お気軽にお住いの事ならご相談ください。
・ご相談・家屋診断・お見積もりは無料です!!
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お電話は0120-315-227まで!!