令和5年8月10日押入にカビの発生 湿気の発生で現場調査依頼
こんにちは!街の基礎やさんです。
尼崎市立花町で押入でカビが発生しておりお問合せを頂きました。
押入や、床材の不具合はどこから来るか皆様はご存じでしょうか?
押入のカビの発生で調べていたら、湿気が原因と見つかり記事を拝見しました。
劣化原因をしっかりと調査していただけるとのことでお願いしたいのですが。
押入のカビの発生ですね。
湿気が下から上がってきている場合があるので、しっかりと調査し原因を追究します。
最善な工事のご提案をさせて頂きますので、よろしくお願いいたします。
押入のカビの発生の原因とは?
皆様は、押入を空けた際や床の下の収納庫を空けた際に”カビくさいな”と感じたり、和室やフローリング材がブカブカ(床鳴りなども)の症状は出ていませんか?
特に梅雨時期でもないのじめじめしているなど、なぜそんな状態になっているのでしょうか?
湿気の発生は、経年劣化と水分の浸透が関係している
私たちの生活の中で、よく使用する水回り。
水回りの老朽化に伴い、漏水や水道管の老朽化での水漏れ、屋根の破損の際の雨水の侵入で雨漏り。
様々な箇所で、水というものは必要ではありますが、劣化箇所へのダメージはあるものです。
実は基礎コンクリートも、上記にも書いてありますが、水には弱いのです。
また基礎の劣化やお住いの老朽化をもとに、劣化原因は隠れていることはご存じでしょうか?
基礎のひび割れの調査の際に、お住いの構造木材の腐食が見受けられるケースがあります。
水染みは、水回りの水漏れが原因のことが多く水回り設備の老朽化が原因です。
また水漏れや、土地の影響で湿気がこもると、床材や柱、内装の壁などへ被害は拡大することはご存知でしょうか?
床の下での湿気の発生はお住いに大きな影響を与える
布基礎(床の下が土)の床の下では、よく湿度が高く湿気がこもりやすいと聞いたことがあるとは思います。
しかし、ベタ基礎(床の下がコンクリート)のお住いでも、土壌からの湿気は上がってきませんが、水漏れなどの影響で換気ができず、湿気が発生する場合もあります。
床の下で湿度が高く湿気がこもるとどの様な影響があるのか?
害虫や菌の繁殖をさせてしまう
害虫やカビ、菌は湿度の高い箇所を好む特性があります。
特に換気ができない、床の下で常時湿気がこもった状態になると、シロアリやカビの繁殖には最適な条件です。
最近では冷暖房効率化に伴い、気密性を優先する方も増えてきましたが、実は湿気が発生すると気密性が高いせいで湿気がこもりやすい環境に。
過去では、換気性や地盤からの湿気が影響で木材が腐るという利点から、ベタ基礎が作られましたが、
ベタ基礎だからと言って、完全に安心ていうわけではないのです。
湿気の影響はお住いに大きなダメージを与える
床の下の湿度が高い箇所、換気ができないなどの高環境で繁殖した、シロアリやカビは大きな影響を与えます。
床の下での繁殖の発見が遅れると、居住空間までも侵食していきます。
特に、押入などの床部分にカビの発生やにおいの発生や床材の老朽化の原因、壁材のカビの発生など。
その症状を改善しようとし、床材など張り替えたとしても数年で症状を繰り返すのです。
またカビなどの繁殖でダニの繁殖、カビの発生でアレルギーを発症する原因にもつながってきます。
木材の腐食は湿度が高く、適度な水分がある箇所
木造建築だけではなく、床材など木材に影響を与えるのが、木材腐朽菌(もくざいふきゅうきん)と呼ばれる菌が繁殖します。
木材腐朽菌が繁殖すると通常よりも速いスピードで木材の腐食が進行します。
通常の木材の含水率は13~20%ですが、湿気による含水率は25%を超えるとさらに木材腐朽菌が繁殖し、
腐食率が5%超えると、木材の強度は低下し、通常の強度よりも半分ほどになってしまいます。
木材腐朽菌が発生しやすい環境とは?
木材腐朽菌は、浴室やキッチンなどの水回りでの漏水、換気ができない床の下の環境、雨漏りのしていた小屋裏の木材など。
繁殖し、また湿度が高い箇所では繁殖がかなりしやすく雨漏りの起きやすい屋根裏周辺や、ひび割れや配管の老朽化により水漏れが起きた場所の周辺、
雨どいや結露しやすい場所の周辺にある木材は湿気を多く含んでいる可能性が高い為、また床の下や小屋裏での発生が初期症状である為、
生活スペースまで浸透していると様々な箇所への劣化が危惧されます。
水漏れや湿気の発生でお住いの寿命が短くなる
木材の劣化だけではなく、コンクリートも上記で書いた通り水分の影響を受けるため、コンクリートの老朽化も早めます。
水分を吸収、乾燥を繰り返すとコンクリート材は内部の成分が表面に露出し強度も低下します。
基礎にまで到達し、劣化が進めば木材の腐食により住宅の傾き(ズレ)の発生や地震の際に、耐えきれなくなる場合もございます。
基礎の劣化の原因とは?
基礎コンクリートの主な劣化の症状は、皆様からのお問い合わせの通りひび割れ(クラック)です。
しかしなぜ強固なコンクリートがひび割れや剥離を引き起こしてしまうのでしょうか?
主な原因は大きく分けて6つあります。
・地震や地盤の揺れ
地震の揺れや、幹線道路や線路沿いなど大型の車両の交通量の多い土地では、常に地盤が揺れている状態です。
そんな環境で住宅の基礎は、衝撃を受け徐々にひび割れてきてしまい気づかないうちにひび割れが広がっているのです。
・気温の変化
こちらも基礎コンクリートを打設中に寒暖の差が激しい夏場に施工された住宅が、冬場に起きる施工不良で上げられます。
気温が急激に降下するとコンクリートは縮む特性を持っており縮む力が大きく耐久性を上回るとひび割れを引き起こします。
・施工不良
コンクリートの厚さ(鉄筋からの表面の厚さ)不足、強度不足など施工時の問題もあります。
(過去1981年以前のお住いでは鉄筋の入っていない無筋基礎やコンクリートの配分表、基礎の幅なども規定がなかった時代もありました)
・乾燥収縮
基礎コンクリート打設時に水分が抜けていく際にひび割れを発生させることですが、
基礎には雨水が浸透し乾燥を繰り返します。その乾燥を繰り返すとコンクリートが脆くなる中性化現象が引き起ります。
・中性化現象(ちゅうせいかげんしょう)
コンクリートは吸収性が高い為、雨水や空気中の二酸化炭素(排気ガス)などを長年吸収し、コンクリートの成分を
中性化させます。中性化したコンクリートは内部の鉄筋を守るアルカリ成分から酸性に変化し鉄筋をサビさせてしまい、
鉄筋がサビの影響で膨張し、基礎内部から破壊(ひび割れ)を引き起こします。(爆裂現象ばくれつげんしょう)
・不同沈下(ふどうちんか)
地盤が弱い土地や田んぼなどの埋め立て地での施工不良で、土地が住宅の荷重を支え切れなくなり傾きます。
傾いた住宅を基礎が支えきれなくなりひび割れが発生します。
傾きの状況によっては、日常生活はおろか倒壊の危険性もあります。
基礎コンクリートに水分が含まれ、乾燥を繰り返すと?
そんなコンクリートは水分に弱い為基礎の外側には化粧と呼ばれるセメントでコーティングされていますが、
地の湿気や設備の漏水、雨水などの影響で、コンクリートに水分が吸収され、吸収、乾燥を繰り返しコンクリート自体が脆くなっていきます。
その症状が上記の白華現象(表面が白く粉が浮き上がる)のです。調査時に発見し、写真をお客様にお見せすると、ビックリされます。
脆くなっていると住宅の荷重、地球の重力に耐えられなくなっていき、地震等の揺れに耐えきれなくなりますのでご注意を!
床の下で湿気がこもると基礎コンクリートだけではなく、床下地や構造物の柱や梁といった木材を腐食させてしまいます。
そのような腐食や劣化がお住いの寿命を削ってしまうのです。
そのため基礎や床の下は耐震診断などお住いの調査をする際には重要項目に含まれています。
基礎の補強方法について
基礎のひび割れの原因や住宅基礎の歴史の詳細を知り、基礎の補修補強方法について詳しく書いてありますので一度見てみてください!
皆様のお住まいの調査、外壁や屋根の調査はもうお済でしょうか?
お住いの点検、メンテナンスはもうお済でしょうか??
いつも住んでいる家、実は私達人間と同じなのです。
人間や車は定期的に、健康診断や車検などで点検、メンテナンスを行っています。
また病気の早期発見で手術ではなく、薬で直るケースも!!
お家も同じです!故障個所、劣化箇所の早期発見で最低限の被害、工事で済みます!お気軽にお住いの事ならご相談ください。
・ご相談・家屋診断・お見積もりは無料です!!
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